her/世界でひとつの彼女

人工知能がテーマとあって久しぶりに映画館へ。

 

ユーザの嗜好にカスタマイズされたOS(バーチャルアシスタント)にリアルに恋してしまう、というストーリー。ちょっと昔であればおとぎ話になってしまいそうですが、最近の世相や事件を見ているとあり得なくもないかなと...

 

ただ、サマンサ(OS)とセオドア(主人公)のコミュニケーションにリアリティがある一方で、技術的にはまだまだ先の話だなぁと実感しました。

 

現実は、Googleがディープラーニングの技術とYoutubeの膨大な画像を使ってようやく「猫を認識できる」レベルですし、MSはCortanaで「犬の種類を当てられる」というレベルですからね...

猫を認識できるGoogleの巨大頭脳 « WIRED.jp

MS、新しい人工知能技術を開発 機械があらゆるものを視覚的に認識 (2/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

これはこれですごい進歩だと思いますが、映画で描かれているような、人の表情から意図を解釈するような世界はここからはまだ想像つきません。

 

音声認識が実用レベルという意味では最もリアリティがありますが、集音をどうするのかは曖昧でしたね。イヤホンを付けて話していますが、音はどこから取って、ノイズをどう処理するのか..

 

 

ところで、サマンサとは、話しかけるとすぐにコミュニケーションが取れるので、急速に親密になるのですが、一方で、恋愛の展開が早く、二人の関係があっという間に終わりを迎えた印象がありました。

現代でも、LINEのようなツールを使って、常時コミュニケーションを取っているカップルが多いですが、あまりにコミュニケーション過多になると、恋愛のサイクルが短くなるように感じます。

たくさん恋愛できるのはいいですが、なんだか味気ないですね。結婚しない人が増えているのは、こんなところにも一因があるのかもしれません。

 

 

 

 

ブラッドクリーブランド

コールセンター/CRM デモ&カンファレンス 海外トレンドセミナー

 

恒例の池袋のカンファレンスでブラッド・クリーブランド氏の講演があるようです。

 

インバウンドのコンタクトセンター運営では、クリーブランド氏の書いた本を教科書にしてたくさん学んできました。

毎年、池袋のカンファレンスは積極的に参加したいと思えるセッションが少ないと感じていたのですが、今年は丸2日間、びっちりセッションに参加します。

 

 

Call Center Management on Fast Forward: Succeeding in Today's Dynamic Customer Contact Environment

Call Center Management on Fast Forward: Succeeding in Today's Dynamic Customer Contact Environment

 

 

 

 

 

事前期待のコントロール

会社の近くに「日本一美味しいミートソース」をキャッチフレーズにしたイタリアンがあります。

生麺のパスタを出す店で、たしかに「これは美味しい!」と感動するレベルの味です。

 

ただ、「日本一美味しい....」という事前のインプットがある故に、どうしても「日本一に相応しいか」という尺度で評価してしまいます。「たしかに美味しいけど、日本一かなぁ...」と感じてしまう方は多いかもしれません。

 

キャッチフレーズとしては惹き付けるものがあり、料理も非常に美味しいのですが、この看板はプラスマイナスで言うと私はマイナスに作用していると感じます(それなりに賑わっているお店なので、看板倒れではありませんが)。

 

顧客満足は、顧客の「事前期待」を充足することで得られる、と定義されています(サービスサイエンス)。同じサービスであっても事前期待の低いお客は「予想外のサービスが受けられた」と感じる一方、事前期待の高いお客は「こんなはずではなかった」と感じると思います。そこで提供されているサービスの品質だけで顧客満足が評価されているわけではなく、顧客がサービスを受ける前に頂いている期待値が大きく関係してくるという理屈です。

 

先ほどのお店では、このキャッチフレーズに惹かれて入店する「新規顧客」も多いと考えられ、プラスの効果も十分にあると思います。ただ、非常に高い事前期待を設定しているので、それを上回る「満足」を得られるお客さまは少ないのではないでしょうか。私も、美味しかった記憶はあるのですが、それ以降、お店を尋ねていません。「日本一かどうか...」というハードルに対してそれを上回る満足感が残らなかったのかも知れません。

 

 

 

 

 

docomo Developer support

 

 開発者向けAPI提供サイト「docomo Developer support」を開設

 

ドコモが音声認識だけでなくAI機能まで無料開放....

 

辞書をカスタマイズできるわけではないとは言え、NuanceのNDEVやAmivoiceのオンデマンドはどうなるのでしょうか。モバイルキャリアが提供するとなると意味合いは少し変わってきますね。一気に音声認識を実装したアプリが増えるかもしれません。

 

自分でもプログラミングを勉強して試してみようかな。

アップルのジーニアスバー

iPhone5の電源ボタンが効かなくなったのでアップルストア渋谷のジーニアスバーに行ってきました。

 

症状を説明すると、ほぼ同時に「交換ですね」とのこと。

バックアップを取っていなかったので、ひとまずその日は退散。

 

次回、また伺うとすぐに交換作業に入り、5分後には新しいiPhone5を手渡されていました。

 

テクニカルサポートのセンターを運営していた経験からすると、リアルの店舗でサポートを提供するのは非常に勇気が要ります。メーカーのサポートに問い合わせてくる理由は概ね「壊れた」からで、適切に対応できないと常にクレーム化する可能性があるからです。

 

アップルのジーニアスバーには、何度か足を運びましたが、怒ったり、怒鳴り散らしてる人は見かけませんね。アップルのブランド力とユーザー層に拠るところもありますが、おそらく対面の方がクレームになりにくいのだと思います。コールセンターはダイヤルするとすぐに話せるので、感情をすぐにぶつけられますが、”会いに行く”となると、そこまでに時間的なクッションが生じるので、冷静になれるのかもしれません。

 

アップルがジーニアスバーを開設して以来、他のメーカーはまだ追随していませんが、この仕組みはもっと他でも取り込んでいって欲しいと思います。

 

 

選ばれしものたち

バツイチの知人が、少なくともおれは一度は結婚してるから、と。

 
それなりの妙齢の方もある程度の年齢になったら、ずっと独身のひとよりもバツイチの方がいい、なんて声も聞きます。
 
 
久方ぶりにブックオフをあてもなくブラブラと。日々通っている普通の本屋さんに比べて、なぜだか読みたい本がたくさんありました。
 
そうだ、ここに並んでいるのは全部、誰かが一度、選んだ本なんだね。たとえその後、売り飛ばされたのだとしても。
 
中古って響きはよくないけれど、ここは選ばれしものたちの本屋なんだね。

GWの渋滞予測

GW最終日。事前の渋滞予測は東名で35kmなどと報じられていましたが、夕方の時点で東名は殆ど渋滞がなかったようですね。他の高速道路も予想より渋滞が短かったように思います。

 

このところ、大型連休の最終日は混まない傾向にあるようですが、それにしても当てにならない予測ですね。少し強めに(長めに)数値を出すことで分散させることを狙っているのでしょうか。

 

そう言えば、今年の正月も大型連休で、最終日の6日の日中に和歌山から川崎まで走りましたが、全く渋滞に遭わず拍子抜けしたのを覚えています。

 

渋滞予測は過去の同じ日のトラフィックが算出のベースにあるのかもしれませんが、人々の行動様式が多様化しているため、より複雑な予測モデルが必要なのかもしれません。

 

ちなみにコールセンターでは、今日のように天気で気持ちの良い週末は全体的に入電が減ります(もちろん晴れだと増えるセンターもあると思いますが)。ただ、今後は少し見直さないといけないかもしれませんね。週末最終日は、ゆっくり自宅で週明けからの準備をしている人も多いので、コールセンターへの問い合わせは少し増えているかもしれません。